Projects

ゼミのテーマは「人間とシステムのインタラクション研究」および「データに基づく社会現象・人間行動の分析」です。その旗印のもとで様々な研究プロジェクトが行われています。現在実施しているプロジェクトには次のようなものがあります。

「にこP」日本語を話さない人々とコミュニケーション&コラボレーション・プロジェクト [院]

日本の学生・生徒と海外の学生・生徒をオンライン会議システムで結んで異文化間交流教育を推進しようというプロジェクトです。飯尾が開発したDialogbookというe-Portfolioシステムを活用して、円滑な遠隔教育を実施します。

参加メンバー:鐘宇恒

注:にこPの概要は「ことばのまなび工房」

介護業務のDXに向けたシステム開発 [iTL]

介護業界のDXを進めるためのシステムを提案します。人間中心設計の考え方を踏まえてシステムの設計と開発を進めています。

参加メンバー:橋本葵 橋本怜奈 渡辺佳祐

画像データからの人物のトラッキングとその応用 [iTL]

カメラから得られるリアルタイム動画像を対象として、そこに映り込んだ人物を認識、トラッキングを行うことで各種の応用を考えるというプロジェクトです。

参加メンバー:長浜結宇 青木裕美 三輪華織

利用許諾の実効性を高めるための利用許諾データベースの提案 [iTL]

スマートフォンアプリの利用許諾を皆さんはきちんと読んでいますか?利用許諾の適正性や妥当性を検討するために、利用許諾のデータベースを構築し、運用する計画を進めています。

参加メンバー:八木菜々子 小野塚葉月

感性評価プラットフォームの活用とその応用 [iTL][iDS]

映画ポスターの感性評価を行うためのシステムを汎用化し、GUIDESという実験プラットフォームを用意しました。これを用いて、さまざまな画像を対象とした感性評価を行ってみようというプロジェクトです。

参加メンバー:森光壱 橋本怜奈 田代達彦 山口大輔 和田愛加里 園部航 笽島千鶴

ゲームプラットフォームTwineを活用したシミュレーション分析 [院][iTL][iDS]

ノベルゲームを簡単に作成できるTwineというプラットフォームに手を加えて、行動ログを取得できるようなシミュレーション環境を実現、それを用いて人々の行動分析を行うというプロジェクトです。

参加メンバー:西野直樹 飯島万嵩 伊藤成美 尾川史典 大塚琉生 小竹唯翔 竹田渉 斎藤楓華 河原睦起 大宮伸悟 大滝洋幸

ウェルビーイングに関する意識調査 [iDS]

ロイヤリティマーケティング社との共同研究です。ウェルビーイングを実現するにはどうすればよいのか、人々の意識はどうかなどについて調査し、ウェルビーイングの実現に向けた施策の提言を試みようという野心的なプロジェクトです。

参加メンバー:宮本洋平 上原悠美子 内田杏実 土屋賢飛 新村綾菜 榊実礼 江原千尋 岡本駿平

図書館の利用データ分析・図書館利用体験の改善 [iDS]

文学部社会情報学専攻・小山ゼミ・常川ゼミおよび八王子市図書館との共同研究です。八王子市図書館の利用状況や、セルフ貸出機の効果的な利用法に関する検討などを進めています。

参加メンバー:橋本怜奈 江原千尋 河原睦起 斎藤楓華 宮本洋介

旅行関連商品の口コミ・データ分析 [iDS]

国立情報学研究所情報学研究データリポジトリの楽天株式会社提供による楽天トラベルデータセットを用いて、旅行関連商品を対象とした口コミの分析を行ないます。

参加メンバー:清岡成望 秋本愛佳 貞方稔梨 茂木英琉 辰野美澄

透明ディスプレイを応用した顔ハメゲームの開発 [iTL]

全国各地にある顔ハメゲームをデジタル化したものです。iTLの1Fロビーにある透明ディスプレイを用いて、臨場感のあるゲームの開発を進めています。

参加メンバー:木村陸

社会課題を可視化して問題提起するためのシステム開発 [iTL]

「議員の発言や意見を可視化してリコメンドするシステムの開発」や「企業の非財務状況の可視化システムの開発」を進めています。後者は、企業のグリーンウォッシュ等が社会課題として指摘されていることに対して、そのような情報を可視化して社会に提供すれば、企業の意識を変えることができるのではないか、そのための可視化システムの構築を目指します。

参加メンバー:友廣圭一郎 新藤美優

生成AIとメタバース時代の3C Skills (Communication skills, Collaboration skills, Critical Thinking Skills) の育成 [iTL]

iTL斎藤先生ほかとの共同研究です。生成AIとメタバースの活用を通じて、学生に最新技術の責任ある利用と可能性を探求する機会の提供に向けた最適解を追求するというものです。2024年3月から開始されました。

参加メンバー:大塚零

過去のプロジェクト

コロナ禍における人々の行動変容に関する研究

コロナ禍においてネット上で3回にわたって行われたアンケート結果をもとに、コロナ禍における人々の行動変容について分析を行ないました。

参加メンバー:谷口貴飛 田代達彦 橋本怜奈 大滝洋幸

ダイエット製品の口コミ・データ分析 [iDS]

国立情報学研究所情報学研究データリポジトリのダイエットカフェ株式会社提供によるダイエット口コミデータセットを用いて、ダイエット製品を対象とした口コミの分析を行ないました。

参加メンバー:尾川史典 笽島千鶴 上原由美子 内田杏実

プライバシー情報の取扱いに関するゲーミフィケーションによる評価

法学部の工藤先生ほかとの学内共同研究プロジェクトです。人はプライバシーをどれだけ重視しているのか、できるのかをゲーミフィケーションの手法を用いて評価しようという野心的なプロジェクトです。

参加メンバー:浜田敦 小久保凜 大和田光紀

避難行動のシミュレーションによる評価

ノベルゲームのプラットフォームを利用して避難行動に関する意識調査を行うプロジェクトです。避難行動にとどまらず、ノベルゲームの応用を今後考えていく予定です。

参加メンバー:花岡桃可 山崎翔也

エシカル消費に関する研究

「エシカル消費」という概念をご存知でしょうか。倫理的に望ましい消費活動ということですが、その概念を拡めるためにはどうすればよいでしょうか。本プロジェクトでは、エシカル消費を推進するための問題提起と、その支援システムを実装する試みに挑戦しました。

参加メンバー:進藤美優 大垣瑠奏 飯島万嵩

ツイッターが生み出すトレンド空間に関する研究

飯尾ほかが開発したTWtrendsのデータを用いてTwitterの社会構造を炙り出そうというプロジェクトです。派生してTwitterの勢い分析やらなにやら、いろいろと面白い分析を進めました。

参加メンバー:山崎翔哉 真辺龍 華垣恭 友廣圭一郎 木村陸

インターネット広告に関する評価

インターネット広告のなかには不誠実な広告が紛れ込んでいるのも事実です。本プロジェクトでは、インターネット広告がユーザーに与える印象を評価し、広告の誠実さをユーザがどう感じているかを分析、不誠実な広告に対する対応を検討しました。

参加メンバー:郡司大河 三浦一真

オンラインにおける最適なコミュニケーション(情報伝達)の検討

トッパン・フォームズ株式会社との共同研究です。2022年度は、オンラインにおけるコミュニケーションの最適解について検討しようということになりました。オンデマンド型のオンライン講義のような、動画等を一方的に視聴して理解するタイプのコミュニケーションにおいて、どのような状況が望ましいかを調べようというものです。そのなかにはメタバースが使えるのかどうかとの検討も含まれています。

参加メンバー:大塚零 森光壱 伊藤成美

学生の学生による学生のための情報共有システム

iTLのロビーに設置された透明ディスプレイシステムを用いて、学生自身が、学生間の情報交換をより円滑にするために、学生向けの電子掲示板システムを開発して運用しようというプロジェクトです。システムは全て自動化されたものとし、メンテナンスフリーを目指しています。

参加メンバー:友居柊也 佐久間史也 松崎たお

映画ポスターの感性評価

映画のポスターは感性に訴えかけるデザインが描かれます。しかし、その受け止め方は人それぞれです。映画のポスターを、覚醒度(arousal)と感情価(valence)で評価した結果を分析すると、何が明らかになるでしょうか。評価システムを作成し、学生たちによるポスターの感情評価を行う実験を実施しました。

参加メンバー:華垣恭

学生生活を支援する・生徒の成長を支えるアプリの開発

オンライン講義化で課題提出の負荷が高まっている状況を受け、その状況を可視化することで学生を支援するアプリや、中高生の成長を促すためのアプリを作成し、それらの有効性を評価しようというプロジェクトです。

参加メンバー:藤山勇愛美 中島桂大 伊勢村怜 松本成雄

HCDと倫理、HCD専門家に求められる倫理観の探究

HCDやUXデザインの活動において倫理観をどのように考えなければならないか、HCDの専門家はどのような倫理的振る舞いを求められるのかを考えます。HCD-Netの倫理規範策定に関する研究や、人間が関わる研究例における倫理観に関する調査、予期的UXと詐欺的UXの境目はどこにあるのか?を追求するなど、HCDと倫理観に関する研究を進めるプロジェクトです。

参加メンバー:花岡桃可

社会インフラにおける標識の識別能力と嗜好性の関係

街は標識(サイン)に溢れています。それらの標識は、その標識が示す意味を、的確に伝えられることが重要です。そのためには「注目を集める」ために興味深いものにするという戦略がとられることがあります。公衆トイレや施設内トイレの標識(トイレサイン)を題材にして、その傾向の分析と嗜好性に関する研究を進めています。